男子従業員と条件

今回は、男子従業員のお話です。

歌舞伎町の風俗店をはじめ、多くの風俗店では前職や学歴を問わないところが多い。住所不定だって寮に入るなり、店泊するなりすればいいだけだ。やる気と体力があって、仕事さえできれば、元ホームレスということを面白がる店だって中にはあるかもしれませんが、ある程度の体力がなければ、風俗店のきつい仕事は耐えらないと判断されてしまうのである。

特に今の時代は新聞に小さな募集広告を出すだけで、男子従業員希望者はひっきりなしに来るようです。大学を出て就職したが、この不景気でリストラされてしまった40代、50代の元サラリーマンも意外と多い世界です。このままでは家族4人が路頭に迷い、一家心中するしかないというところまで追い込まれたような人も少なくありません。

そこまで切羽詰まっていても、20年30年とデスクワークをやったり、工場で製品管理をやって、課長だの部長だのと言われていたような人が、若い店長にこき使われ、時には罵倒され、客に頭を下げ、女のコらにもアゴで使われながら働くのは容易ではなく、たったの一日で辞めてしまうことがある。

それでも補充はいくらでもきく時代だから、面接に来た彼は、あの格好だけで、「使えない」と判断されてしまうだろう。

皆さんもホームレスになる時は、念のために、革靴とスーツとネクタイだけはもっていくと良いでしょう。それが後々、役立つことになるかもしれませんよ?

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官能小説の魅力

「ところで官能小説って誰が読んでんですかね。同じライター(もの書き)として常々不思議に思ってるんですよ。ちょっと大きな書店には必ずコーナーあるし、売れてるのでしょうか」

打ちあわせの時、編集の某氏にそう言われた時には、少々驚きました。むしろ、官能小説、SM小説の類いは大好きで中学生の頃から愛読している身からすれば、「何をいまさら?」といった感じでしたが。

「でも僕の周りでは読んでいる人は全然いないですよ」 と某氏は力説しますがまあ、よく考えてみてくださいよ?

例えば、中野の風俗好きだって、あまり風俗で遊んでいることを公言しないでしょ?官能小説だって、その意味では同じです。愛読してることを公言する人って少ないですよ?

官能小説というと書店の文庫棚の一角を占める黒背表紙のコーナー、フランス書院文庫に代表されるポルノ文庫を連想する人が多いのではないだろうか。85年に誕生したフランス書院文庫は、それまでマニアックなものだったSMや凌辱をテーマにした小説を前面に押し出し圧倒的な支持を受けた。ほとんどの書店に専用のコーナーが作られ、駅のキオスクにも並び、最近ではコンビニにまでも進出している(余談だが、コンビニ版は書店版と装丁が異なり白っぽくソフトなデザインになっている)。

もちろん他社も次々と参入しポルノ文庫は、大きなマーケットへと成長したのです。最盛期には、一タイトルで10万部以上がザラだったというし、売り上げが落ちている現在でもコンスタントに初版3万部は売るのだから、立派なものです。どの世界もエロは強いってことの証明ですね。

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